レレレレ礼文島

首の横のくっつかない程度の距離にもーちゃんが丸まっている。


ずっと浮かびっぱなしのもーちゃんはもう限界だった。
ふらふらとしていて、もう少ししたら肩に着きそう。
私はなるべく見ないようにしている。
いや、元からもーちゃんの姿が見えたことなんてなかった。


私がいつかもーちゃんと名づけた塊は確実に具現化してきている。
もーちゃんの限界と、もーちゃんの具現化と
一体どちらが先にくるのだろう。