ありふれたマシン

餅屋に並ぶために開発されたロボット。
コンセントが抜けているのにそいつは立派に並んでいた。


飛んでくるきな粉を避けながら、並ぶロボットを見つけた。
風に舞ったきな粉がロボットの頬を掠めるのは
夏の終わりを表している。


もう地下室でロボットと出会うことはないのだと思う。